新宿区は日本でも有数のオフィス街ですが、その中でも比較的賃貸料が市況に左右されやすいエリアです。
丸の内や日本橋などは日本のオフィス街の中でも一等地ですが、新宿区はまだその世間の市況に影響を受けて需要が変動しやすいため、新宿区のオフィスの賃貸料は市況のバロメーターにもなっています。
新宿区にはさまざまなオフィスが入っていますが、中でもIT系、ソフト開発関連系、さらに人材派遣系など景気の影響を受けやすい企業が多い傾向にあります。
時代の流れによって財務状況が大きく変わる企業も少なくないため、新しい企業が増える一方で倒産、合併されていく企業も多く、安定しない傾向にあります。
2003年頃にはテナントの誘致競争が激化し、新宿区のテナントは優位な状況にありました。しかしその後はバブル崩壊後に次ぐ空室率を叩き出し、賃料の調整が進みました。
2006年頃には空室率がかなり低下し、一時期は坪単価も高騰しましたが、現在は高額な賃料の設定によって空室も目立ちます。新宿区のオフィスの市場動向は依然として不安定な状況が続いています。
2016年4月に供用開始した新宿南口交通ターミナルは、新宿駅南口地区にある鉄道駅や高速バスターミナル、タクシー乗降場などを集約した交通ターミナルである。これまで、新宿駅は南口側に駅前広場がないことから、国道20号上でタクシーの客待ちや一般車の乗降が行われ、渋滞や接触事故が起こりやすい状態が続いていた。
また、新宿駅周辺の高速バスは運行会社の違いなどからバス停留所が19ヵ所に分散しており、 利用者にわかりづらいとされていたが、これらの課題が一挙に解決されたことになる。高速バスから各交通機関への乗り換えも便利になった。

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